余談ながら、レポートや論文でWebページを参考文献にしてはいけない理由の一つはこの「簡単に跡形もなく削除できる」点にある。簡単に跡形もなく削除できるので「私が見たときには存在したけど、今は見れない」という主張が否定しづらい。ISBNやIBBNがない本や雑誌、学術誌や会議録に採録されていない論文も同様の主張がしやすい。そうすると、検証可能という発想から外れる。 「ある行為をしていないことを証明するのは原理的に難しい(悪魔の証明)」はよく知られた話。
科学的発見において従来の主流仮説と反する仮説を主張する場合には、新しく仮説を主張する方がその仮説が妥当であることを説明しなければならない。ちなみにニセ科学や未科学の悪いところは「新しい仮設がダメだということを相手に説明させる」点にある。さまざまな交渉後と(裁判含む)も「した/ある」を説明するのが基本であり、「しなかった/ない」は説明しなくて良いことになっている。