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すでに公開されているデータが豊富にあるため、多少心得がある人が分析・表現すれば、すぐにデータジャーナリズムができてしまいます。これまでのジャーナリズムとはスピード感がまったく違います。

データジャーナリズムはどう行う?

データジャーナリズムは通常

1. データ収集(公開情報やウェブなどオープンな情報源から収集)

2. 前処理(コンピュータで扱いやすい形式へのデータ整備)

3. 処理・分析(統計ツールやGoogleウェブサービス等を利用)

4. ウェブ・ブログで公開(読者がインタラクティブに操作できるように埋め込む)

というプロセスで進められます。

このプロセスのどの段階でもほとんど費用はかかりません。分析段階でも高度な専門知識は必ずしも必要とされません。統計学の入門書程度の知識があれば、高度な分析はGoogleなどのウェブサービスが支援してくれます。

つまり、データとやる気さえあれば、誰でもデータジャーナリズムを行うことが可能なのです。

いやさ、これをどう突っ込んでいいのやら。じゃあ、やってみろよ、としか言いようがない。

この1-4の全てをこなすには、それなりのディシプリン(10年くらいのデータ取り扱い経験)が必要なのに、「統計学の入門書程度の知識があれば、高度な分析はGoogleなどのウェブサービスが支援してくれます。つまり、データとやる気さえあれば、誰でもデータジャーナリズムを行うことが可能なのです。」と言い切るとはね。

Googleなんかは何もやってくれない(単にJavaScriptでグラフを書くためのREST APIを公開しているだけだ)し、そんな魔法の「ウェブサービス」なんてどこにも存在しないし、これからも存在しないよ。誰もができないから、GuardianやNYTなどはその筋の専門家を5-7人のチームとして雇用しているんだよ。年間数億円の予算を確保しながら。

この1-4の中で一番カンタンな4番目のインタラクティブに操作できるインフォグラフィックスを作るだけでも、2年くらい真剣にFlashやHTML5を取り扱った経験が必要なのにね。ましてや生の少し大きなデータを正しく取り扱うには、どれだけ大変なのか全くわかってないね。

データ解析(処理・分析)なんて普通はうまくいかないんだよ。うまくいくほうがマレなんだよ。Rを使って今すぐやってみればいい。福島第一原発の放射線量データなら東電のサイトからすぐに手に入れられる。まずはそれからだな。

八田氏も煽りすぎ。ディシプリンのないスキルがない人間が「データ分析」をテキトウにやって、都合のいいデータだけをExcelのかわりにGoogle Static Chartsでグラフ化するのを日本版「データジャーナリズム」というならば、そんな「データジャーナリズム」なんて無いほうがいいね。

Googleがジャーナリズムへ参入?「データ・ジャーナリズムがもたらす4つの変化」参加者報告vol.4 - 日本ジャーナリスト教育センター / Japan Center of Education for Journalist

(via kashino)
 
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