副島氏は「中国の国有企業群の負債が、大きな観点からは、ほとんど消えて
無くなったようにさえみえる。その理由はわからない、金融統計や経済指標
の取り方自体に問題があるのではないかと思われる。あれほど大騒ぎした
エコノミスト、新聞記者たちからの釈明や追加報道はまったく無い」と書いて
います。
副島殿、金融統計や経済指標の取り方に問題があるのでなく、もともと大部分は
大嘘なのです。あなたは「負債が消えた理由がわからない」と書いていますが、
それでは私が説明しましょう。
中国の国営企業は毎年大赤字です、なぜなら外国の資本と技術を取り込んだ国営
企業は別にして昔からの国営企業は設備の老朽化と製品自体の時代遅れ、過剰な
人員、年老いて退職した工員の年金まで一工場が面倒を見なければいけません。
赤字になって当然です。
しかし中国政府は潰すわけにはいきません。潰せば1億人以上の失業者が
出るといわれています。そこで政府は銀行に命令して国営企業に資金を
どんどん投入して助けたのです。
5年ほど前から国営企業は政府の指導で銀行から入てくる借り入れ金を
売り上げに計上しだしたのです。赤字会社が瞬く間に黒字会社に変身します。
銀行は企業返済が無いため不良債権が見る見る100兆円に達しました。
ところが3年前ごろから銀行の不良債権が突然消えてしまいました。
中国政府は元を大量に印刷して銀行に公的資金を投入したのです。公的資金を
投入しても本来不良債権はなくなりません。ところが突然消えたのです。
なぜか公的資金を企業からの返済にすり替えたのです。呆然、唖然、無茶苦茶
です。一般常識から言えば、このような会計は成り立ちません。